転職活動をする際のコツを解説!!
熊本に数多くある税理士事務所の中から、熊本経営サポート株式会社(税理士法人新日本)の採用サイトをご覧頂き、まことにありがとうございます。
このコラムでは、主に熊本市内の税理士事務所・税理士法人で働きたい方に向けて、税理士業界について、あるいは税理士業界の採用事情についてお話しをしております。
税理士業界へチャレンジする方々の息抜きとなれば幸いです。
これまで様々なテーマでお話してきましたが、今回はズバリ、「転職活動のコツ」についてお話してみたいと思います。
※これまでのコラムはこちらにまとめてあります。ぜひご一読ください。
(コラム一覧はこちら)
税理士業界の転職にコツなどあるのか?
結論から言うと、あります。
もちろん「これをやれば絶対成功する!」などといったものはありません。
しかし何事にも、うまくものごとを進めるコツというものがあります。
仕事もそうですよね。
目の前の仕事をただひたすらやるのではなく、
効率よく進めるにはどうしたらいいか、どの仕事から取り掛かるべきか、
ミスなく進めるためにはどうしたらいいか、ミスを減らすにはどんな業務フローが良いか、
といったようなことを考え、工夫して実践していくことが必要ですよね。
転職活動において言えば、
書類や面接ではどういう点がチェックされるのか、
どういうポジション(職種)の募集なのか(そこでは何が求められるのか)、
をしっかりと抑えておくだけで、手応えはずいぶん変わってくるはずです。
履歴書・職務経歴書のコツ
求人に応募する際、まず必要になるのがご存じの通り「履歴書」「職務経歴書」といった応募書類です。
履歴書や職務経歴書には、これまでの経歴・職歴を簡潔にまとめて、読む人にとってわかりやすく書くように心がけましょう。
自分の経歴は自分はよくわかっていますが、相手(採用担当者)はあなたのことを全く知りません。
しかもそのような応募書類をたくさん見る必要があるため、長々と分かりにくい説明の文章が書いてあるよりは、端的に職歴や経験、スキルが書いてある方がはるかに読まれやすくなります。
ちなみにこの「端的にわかりやすくまとめて書く」という技術自体も、仕事上で求められる技術です。
職歴書を書く場合はまず、自分のキャリアと向き合い、自分の職歴の棚卸をしておきましょう。自分のキャリアと向き合うことで、自分の長所や短所が改めて見えてくることもあります。
たとえ転職回数が多い場合でも正直に書きましょう。
どういう理由で辞めたのか、その後どう考え次の会社に入社したのか、
それぞれの職場でどのような業務・活躍をしてきたのか、しっかり自分の意見・考えをまとめておきましょう。
自分のこれまでの職歴に対して堂々と自分の考えを述べられれば、職歴の多さが必ずしもマイナスに働くわけではないものです。
ただし職歴に関しては面接で詳しく聞かれることが多いため、どの会社でどのような仕事をしてきたのか、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
実務経験に関わる実績の数値などがあればそれも書いておくと良いでしょう。
とはいえ、書面上で自分の経験をアピールする際は、ただ一方的に自分の成果をアピールしようとするのではなく、求人内容にそった内容を書くようにしましょう。
つまり
今回の求人ポジションはどんな仕事なのか?
採用担当者は新しい人材に何を求めているのか?
どのようなスキルがあれば有利に働くのか?
といったように、しっかり求人の内容や税理士事務所の方針などを読み込んでおく必要があります。
闇雲に数多く応募してしまう場合などは特にここがおろそかになっている場合があります。
そういう気持ちや姿勢が採用担当者にも伝わってしまうものです。
十分注意しましょう。
書き上げたら一度時間をおいてから、再度じっくり確認しましょう。
誤字脱字はもちろんのこと、内容が簡潔にまとまっているかどうかを確認し、読みにくい・理解しにくい表現はないか等もチェックしてください。
面接のコツ
面接は基本的に応募書類の内容をもとに進められることが多いです。
自分で書いた内容をしっかりと頭に入れておきましょう。
面接で余計に緊張してしまったり、言葉に詰まったりしてしまう人の多くは、書類に書いたことを自分の言葉で話せるまでになっていないことが多いです。
面接で緊張してしまうのはある程度仕方のないことだと思います。
緊張を隠そうとしたりごまかそうとしたりすると、余計に緊張をまねいてしまいます。
そういう場合は面接の初めに素直に「すみません、緊張しています」と伝えてしまったほうが楽に進められることもあります。
面接では質問されたことに答えることも必要ですが、
せっかく直接話せる機会なので、気になることはどんどん質問しましょう。
事前に税理士事務所のホームページや採用サイトによく目を通しておき、
気になること・知りたいことをまとめておきましょう。
入社したいと思える税理士事務所だからこそ、気になること・知りたいことはたくさんあるはずです。
逆に一つも質問がないと、興味を持っていないととられかねません。
そのためにも面接までにしっかりと志望事務所のことは調べておきましょう。
業界未経験で応募する場合は
・なぜこの業界に興味を持ったのか
・税理士業界に入って何がしたいのか
を自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。
数年後の自分のキャリアプランまで考えておくとなお良いと思います。
未経験でも例えば科目合格している場合はその旨を伝え、勉強中なのであればその点もしっかりと伝えましょう。
未経験の場合は未経験なりの意欲やチャレンジ精神をアピールできるチャンスでもあります。
税理士業界の仕事は机やパソコンに向かって黙々コツコツやるものだと思われがちですが、実際には顧問先の方とコミュニケーションをとることも多いですし、
事務所内のメンバーとコミュニケーションをとって、チームとして協力して業務を進めていく必要があります。
自分が伝えたいこと・聞きたいことを、しっかり自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。
まとめ
転職活動は自分のキャリアを振り返る良いきっかけにもなりますし、これからのキャリアを考えるまたとない機会です。
自分のこれまでのキャリアを活かして次の仕事にどうつなげられるのか、また未経験でチャレンジするためにどんな努力をしているのか、未経験からどんなキャリアプランを描いているのか、この機会に自分と向き合いその思いと展望を伝えられるように準備して臨みましょう。
弊社、熊本経営サポート株式会社(税理士法人新日本)は、未経験から税理士業界にチャレンジしたいという方を応援しています!
ぜひ面接であなたのキャリアプランを、将来にかける想いをお聞かせください!
一緒に熊本の企業と経済を盛り上げていきましょう!
この記事を書いた人
藤本尚士
熊本経営サポート株式会社 代表取締役。税理士。
大学卒業後、大学院に通いながら宅建業の代表取締役を経験し、大手税理士法人勤務を経て、税理士法人新日本九州中央事務所を開業。
経営者のサポートに積極的に取り組み、開業支援、税務調査などの対応を行い、熊本・玉名地域の発展に尽力している。