後悔しない転職に必要な「自己分析」
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税理士業界で転職を考えている方々へ、お役立ち情報や転職活動・試験勉強の息抜きになるような内容を発信しております。
前回、前々回と、試験勉強に関するテーマでお話ししました。
今回は転職活動における「自己分析」について少しお話してみたいと思います。
それでは早速いってみましょう!
自己分析とは?
税理士業界での転職に限らず、転職活動を行ううえで情報収集をしていると、いたるところで「自己分析」の文字を目にすると思います。
自己分析とは、読んで字のごとく、自己を分析することです。
転職活動における具体的な自己分析は何かというと、
自分のキャリアや経験の棚卸し、スキルの整理
自分の長所と短所の把握
自分の今後の希望を明確にする
(キャリアプランや、希望年収、就きたい仕事について考える)
などがあげられると思います。
自分がなぜ転職を考えたのか、今後自分がどうなりたいのか、そのために自分が持っている経験やスキルはどんなものがあるのか、しっかりと考え直すことと言えるでしょう。
仕事に邁進する日々が続いていると、意外にこういった部分を意識することは少ないので、転職活動の際には、一度立ち止まってしっかりと自分と向き合うことが必要になります。
自己分析のメリットは?どうやってやるの??
自己分析を行うということは自分について考え、それを言語化することに他なりません。
つまり、転職活動の応募書類(職務経歴や志望動機)を書くことや、採用面接でのやりとりにそのまま直結する内容となります。
自己分析を行うことで自分の長所・短所を明確にできますし、自分が今後どうなりたいのか(そのために御社を希望しています)ということを明らかにできるわけです。
採用面接を数多くやっているとたまにいらっしゃるのが
「前職をやめた理由が不明瞭な方」
「今後何をしたいか定まっていない方」
「自分のスキルが仕事にどう活かせるか把握していない方(アピールできない方)」
などです。
そういう方々が面接の場でどう評価されてしまうかは想像に難くないでしょう。
自己分析を行うことは転職活動において非常に重要であり、スタート地点と言っても差し支えないと思います。
自己分析の方法についてよく言われるのが、「SWOT分析」や「Will/Can/Mustの3つの輪」などと言われるものです。
<SWOT分析>
SWOT(スウォット)分析とは、自分の状況を分析する時におすすめのフレームワークで、実は企業の経営戦略というシーンでも使用されるものです。
SWOTとは、以下の4つの言葉の頭文字からできた言葉です。
・Strength(=強み):自分の強み(長所)
・Weakness(=弱み):自分の弱み(短所)
・Opportunity(=機会):志望する企業で自分のパフォーマンスを発揮できる機会
・Threat(=脅威):志望する企業で自分のパフォーマンスを妨げる脅威
強みと弱みはそのまま自分の中にある内部的な要因で、
機会と脅威は自分の外にある外部的要因となります。
それぞれの視点から考え自分の立ち位置を明確にすることで、自分の強みや弱みなどを客観的に把握することにつながります。
それはそのまま志望動機となり、面接の際の自己PRにつながります。
(なるべく具体的に書き出してみるのがポイントですね)
SWOT分析を行うことで、企業とのマッチング度を判断する材料にも使えます。
あわせて志望企業についての研究も怠らないようにしましょう。
<Will/Can/Must>
こちらは字面で想像がつくかもしれませんね。
・Will(=やりたいこと)
・Can(=できること)
・Must(=やるべきこと)
Will(=やりたいこと)があるから転職を考える方がほとんどでしょう。
ではあなたがやりたいこととは何なのか?
「どんな仕事につきたいのか?」
「将来的にどんなキャリアを描いているのか?」
もっと言うと「どんな人生を送りたいのか?」
もちろん転職する際にはポジティブな思いだけでなく、ネガティブな思いもあると思います。
ただ、そのネガティブな思いももっと深く考えてみれば「やりたいこと」と現実とのギャップに起因しているのではないでしょうか?
あなたがやりたいことをなるべく具体的に書き出してみましょう。
Can(=できること)では、「自分にできること」「自分が持っている経験やスキル」を書き出してみましょう。
日本人としては「自分なんて、、、」と遠慮がちになってしまうかもしれませんが、ここでは謙虚になる必要はありません。
自分がやってきたこと、自分が身につけてきた知識やスキルを具体的に書き出してみましょう。
あなたは何気なくやれていることでも他人と比べたら実は秀でている、という部分もあるものです。
Must(=やるべきこと)は、「仕事で求められる役割」や「会社があなたに期待すること」と言えます。
「やりたいこと」がある場合、そこには必ず「やるべきこと(やらなくてはならないこと)」がセットになっています。
「やりたいこと」「できること」だけでなく、「やるべきこと」をあわせて考えることでより客観的で現実的な選択肢を導き出すことができるようになります。
下の図で言うと、WillとCanが重なるところが自分のキャリアの方向性となります。
ただしそこにMustが加わっていないと、やりたいこと・できることが活かせる場(活かせる仕事)がない、ということにもなりかねません。
SWOT分析でもWill/Can/Mustでも共通して言えるのは、
自分を見つめなおして(内部要因の見える化)、採用市場の環境(外部要因)と照らしあわせる、という点でしょう。
まとめ
今回は「自己分析」について触れてみました。
自己分析を行っておくことで、志望企業への採用に近づくこともできますし、転職した後の失敗や後悔を防ぐことにもつながります。
転職を機に一度自分としっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
藤本尚士
熊本経営サポート株式会社 代表取締役。税理士。
大学卒業後、大学院に通いながら宅建業の代表取締役を経験し、大手税理士法人勤務を経て、税理士法人新日本九州中央事務所を開業。
経営者のサポートに積極的に取り組み、開業支援、税務調査などの対応を行い、熊本・玉名地域の発展に尽力している。