未経験で税理士業界に挑戦する際に持っていると良い資格(簿記・後編)
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役立つ情報や転職活動の息抜きとなるような記事を発信をしております。
前回は簿記資格についてのお話をしました。
今回はその続きとしてもう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
未経験から税理士業界にチャレンジしたい方、簿記資格の興味のある方・挑戦したい方のお役に立てば幸いです。
それではいってみましょう!
簿記試験について
前回のコラムで「まず日商簿記2級にチャレンジしてみましょう」とお伝えしましたので、今回はこの「日商簿記2級」についてもう少し詳しくみていきましょう。
<簿記2級の試験科目>
商業簿記:購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。
工業簿記(原価計算を含む):企業内部での部門別や製品別の材料・燃料・人力などの資源の投入を記録・計算する技能で、経営管理に必須の知識です。
毎年度4月1日現在施行されている法令等に準拠して出題されます。
※商工会議所の検定試験より引用。https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2/exam
「出題区分表」や「出題の意図・講評」などもPDFで公開されていますので、参照してみると良いでしょう。
試験の得点配分としては、商業簿記が60点、工業簿記が40点となっており、100点満点中70点をとると合格となります。
簿記2級の勉強方法、どうすれば?
簿記2級の試験は例年、2月6月11月と年に3回行われます。
※2020年12月からネット試験(CBT方式)が導入されています。試験用紙ではなく、パソコンで回答する方式です。受験機会が増えたのは受験者にとっても非常に大きなメリットと言えるでしょう。
但し、ネット試験とはいえどこからでも受験できるわけではなく、各都道府県に設置された「テストセンター」が会場となり、現地のパソコンを使って受験します。
簿記2級の合格に必要な勉強時間が200時間以上といわれますから(簿記の知識が全くない人が受験する際に必要な学習時間は400~500時間とも)、ある程度計画を立てて計画的に、辛抱強く勉強を続けていくことが必要となります。
2級の場合は独学でも十分合格可能ともいわれていますが、受験勉強の計画を立てるのが不安な方や、自分だけ勉強で継続をするのに継続できるか心配、という方は、通信講座やスクール制での講座などを利用するのが良いでしょう。
もちろん費用は掛かりますが、効果的・効率的な学習が期待できます。
2級の合格率は実施回によって大きく異なりますが、おおむね10数%~20%台となっています。
3級と比較して、工業簿記の分野が加わることで合格率も低くなっていると推察できます。そう考えると工業簿記の理解を深め、より点数を獲得できるように意識すると良いかもしれませんね。
まとめ
簿記2級の試験は2024年2月25日の試験で第166回を迎えます。
つまりそれだけ歴史のある試験であり、さらにいえば過去問の対策なども十分に可能、ということになります。
万全の準備・対策をして、試験に臨みましょう!
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この記事を書いた人
藤本尚士
熊本経営サポート株式会社 代表取締役。税理士。
大学卒業後、大学院に通いながら宅建業の代表取締役を経験し、大手税理士法人勤務を経て、税理士法人新日本九州中央事務所を開業。
経営者のサポートに積極的に取り組み、開業支援、税務調査などの対応を行い、熊本・玉名地域の発展に尽力している。