【速報】2024年の税理士試験結果について
いつも熊本経営サポート株式会社(税理士法人新日本)の採用サイトをご覧頂きありがとうございます。
2024年の税理士試験の結果が発表されました。
結果はどうでしたか?望む結果を得られた人、惜しくも届かなかった人、きっと様々かと思います。
(いつもこのコラムを読んでくれている人には良い結果がもたらされていれば幸いです)
結果を見るとなかなか衝撃的な数字もありました。
それではさっそく振り返っていきましょう。
2024年(令和6年度・第74回)の税理士試験結果について
まず、今回の試験から、国税庁のHPでも結果が見れるようになりましたね。
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/74/kekka/index.htm
(国税庁HP:令和6年度(第74回)税理士試験合格者等について)
上記のページから、科目ごとの結果(合格した受験番号)が見れるようになっています。例年通り、試験場所ごと・科目ごとの試験結果も公開されています。
今回やはり特に目を引いたのが「財務諸表論」の結果でしょう。
ここ数年、合格率が高めで推移していた同科目ですが、今回はなんと合格率が8.0%という数字になっています。
昨年が28.1%、その前が14.8%、その前が23.9%となっていたので、
今回は一気に合格のハードルが上がったと言えます。
確かにその年によって合格率が上下するのはこれまでにもありましたし、科目によってもまちまちなところがありますが、今回のこの大幅な変動は近年まれにみる変動と言えるでしょう。
試験全体の受験者数・合格率はどうだったか
試験全体で見てみましょう。
◆2024年(令和6年度・第74回)
受験者数:49,676人 合格者数:6,684人 合格率:13.5%
◆2023年(令和5年度・第73回)
受験者数:46,956人 合格者数:8,809人 合格率:18.8%
となっています。
受験者数の増加はここ数年の増加傾向通りですが、やはり合格率が大きく下がっているのがわかります。
直近数年は大体17~18%台の合格率でしたので、その落差が見て取れると思います。
相続税法(昨年合格率 11.6% →今年 18.7% )や
住民税(昨年合格率 14.7% →今年 18.2% )などのように、
大きく合格率が伸びている科目もあるにはあるのですが、それでも財務諸表論の下落のインパクトが非常に大きい影響を与えていると言えるでしょう。
まとめ
今回の試験結果はなかなかに衝撃的なものでしたが、良い結果を得た人もそうでない人も、すでに来年を見据えて行動を起こしている人が多いと思います。
今年も残りあとわずかです。最後まで努力を継続できるように、また来年良いスタートを切れるよう行動していきましょう。
結局のところ、地道な努力を継続できる人が自分の望むゴールにたどり着けるのです。
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この記事を書いた人
藤本尚士
熊本経営サポート株式会社 代表取締役。税理士。
大学卒業後、大学院に通いながら宅建業の代表取締役を経験し、大手税理士法人勤務を経て、税理士法人新日本九州中央事務所を開業。
経営者のサポートに積極的に取り組み、開業支援、税務調査などの対応を行い、熊本・玉名地域の発展に尽力している。