税理士業界の転職に有利な時期は?
熊本経営サポート株式会社(税理士法人新日本)の採用サイトをご覧頂きありがとうございます。
このコラムでは税理士業界の採用事情などを取り上げ、皆さんの採用活動のヒントとなるよう、また、採用活動のちょっとした息抜きになるような記事を公開しています。
今回は税理士業界における「転職のタイミング」についてお話してみたいと思います。
一般企業と税理士業界の違い
ご存じの通り、一般企業の場合は4月の新卒採用と、一年通しての中途採用というのがありますね。
3月に大学などを卒業した方たちが一斉に社会人生活をスタートし、やがて転職を考える機会が訪れると、4月というタイミングに関わらず転職を行うわけです。
一方で、年末や年度末は繁忙期にあたる企業が多いため、採用は抑える、という企業も少なくないかもしれませんね。
(繁忙期は新人を教育する余裕がないため)
税理士業界の場合はどうでしょうか?
大手の税理士法人などでは毎年4月の新卒採用を行うこともありますし、
一方で新卒採用は行わずに通年の中途採用のみ、というところもあります。
おそらく後者の方が圧倒的に多いですね。当社、熊本経営サポート株式会社(税理士法人新日本)もそうです。
では通年の中途採用が多いとして、転職に有利な時期というのはあるのでしょうか。
税理士業界の転職で有利な時期は?
何をもってして有利とするか、にもよりますが、少なくとも“求人が少ない時期”よりは“求人の多い時期”に転職を試みたほうが、
選択肢は増えるので自分に合った職場に出会える可能性が高まりますよね。
業界内では一般的に、
①税理士試験が行われる8月
②税理士試験発表の12月
が求人が増える時期、と言われております。
逆に年明け~6月頃の税務申告業務が忙しくなる時期は求人が抑えられる傾向があります。
(前述した通り、繁忙期に新たなスタッフの受け入れや教育する余裕がないから、です)
そして6月を過ぎ、業務繁忙期が明けると夏に向けてまた求人が増えてくる、といったようなかたちで、おおよそこのようなサイクルになっています。
転職のスケジュール例
上記を踏まえて、仮に12月に転職すると仮定すると、
5月~6月ごろ:転職活動の準備(企業研究、自己分析、履歴書・職務経歴書の作成など)
7月~8月:企業説明会や面接に参加
9月~10月:内定を獲得
11月~12月:入社準備
といった感じになるでしょうか。夏や冬に税理士業界の転職フェアや合同説明会がされることが多いのでそういったイベントに参加してみるのもいいでしょう。
転職活動を成功させるためには、早めに準備を進めることが重要です。
その中で、自分がどのような将来を描いているのか、それに向かって今どのように働くことが重要なのか、どのような組織に入ればそれがかなうのか、と自分と向き合うことが大切だと思います。
それと同時に常に情報収集をして、自分の希望に合った求人を見逃さないようにすることが肝要です。
また、税理士業界の採用動向については、こちらの記事にも詳細をまとめました。ぜひご参考ください。
(記事:税理士業界の採用動向について)
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この記事を書いた人
藤本尚士
熊本経営サポート株式会社 代表取締役。税理士。
大学卒業後、大学院に通いながら宅建業の代表取締役を経験し、大手税理士法人勤務を経て、税理士法人新日本九州中央事務所を開業。
経営者のサポートに積極的に取り組み、開業支援、税務調査などの対応を行い、熊本・玉名地域の発展に尽力している。